外部CIOが必要な本当の理由
「ITを入れたのに成果が出ない…」
これ、多くの企業が直面している問題です。原因は明確です。
⇒ITが戦略とつながっていない。
⇒戦略とプロセスとITが、バラバラに存在している。
ITは“導入”ではなく“設計と運用”が命
どんなに高機能なシステムを入れても、「何を実現するために使うのか」が曖昧なら効果は出ません。
ITは単なるツールではなく、戦略を具体的な行動に変えるエンジンです。
そのためには、以下が必要です:
・再設計されたプロセスに基づいたシステム要件
・意思決定や行動変容を促すデータ設計
・部門横断の統合設計(サイロ化の排除)
外部CIOのような“翻訳者”がカギになる
経営者の考えをプロセスに翻訳し、プロセスをITに落とし込む。
この役割は現場の改善担当者には荷が重いのが現実です。
だからこそ、外部CIOやプロセスアーキテクトのような存在が重要になります。
・経営とITをつなぐ“翻訳者”
・全体最適の視点を持つ“設計者”
・実行段階まで伴走する“推進者”
中堅・中小企業こそ、こうした機能を外部に求めるべきフェーズに来ています。
まとめ:ITは“戦略の筋肉”になる
ITに何をやらせるか? それを決めるのは経営です。
そして、やらせたいことを支えるのがプロセスです。
それを動かすのがITです。
この三位一体の設計ができてこそ、ITは本当の価値を発揮します。
あとがき
この連載では、「IT=省力化」ではなく、「IT=戦略を動かす装置」だという考え方をお届けしてきました。
✔ 戦略 ⇒ プロセス ⇒ IT
✔ 機能から設計へ
✔ 現場起点から全体最適へ
もし、自社のIT投資に迷いや行き詰まりを感じている方がいれば、「ビジネスプロセスの再設計」から着手することを強くおすすめします。
次の一手
◆ 自社のプロセスは、戦略と整合していますか?
◆ IT投資の目的は明確ですか?
◆部門の壁を越えた“業務設計”は行えていますか?
変革は、いつも“問い”から始まります。
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合同会社タッチコア 代表 小西一有