TouchCore Blog | 第2回:受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない
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第2回:受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない

営業Aさんが製造Bさんへ資料を渡す。Bさんは「もう一度仕様を…」。Aさんは「え、そこまで必要?」。この小さな差が一日を食い尽くす。豪華な手順書より、まずは境目の約束が効きます。

“置き手紙”の雛形はこれで十分です。

・インプット:何を・どの形式で・いつ渡す?

・完成条件(DoD):合格のサインは何?(測れる表現で)

・責任境界:どこまでが送る側/どこからが受ける側?

・例外の扱い:許容範囲/要相談/禁止を3段で

・エスカレーション:誰に・いつ・どう連絡する?

作り方(現場1日ワーク)

1.主要な受け渡し10件を棚卸し
2.雛形に現場の言葉で書く(専門語は不要)
3.A/Bで赤入れ回(見解のズレをその場で潰す)
4.例外ログの置き場所と責任者を決める

ひと言まとめ

境目を決めると、往復が減る=息がしやすくなる。

合同会社タッチコア 小西一有

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