TouchCore Blog | 第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く
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第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く

稟議が机の上で旅をしていませんか? 課長→次長→部長→役員…。お辞儀は深いけど、モノは動かない。段数を半分にして、時間の約束(SLA)を設けるだけで、現場はスッと軽くなります。例外はログに残して週30分で処理。肥大化した“慎重さ”を、仕組みの慎重さに置き換えましょう。

運用の骨子

・委譲のしきい値=金額×法規×対外影響(これを超えたら上申)

・承認SLA=24h以内に応答(OK/差戻し/保留理由)

・RACIの最小化=ResponsibleとApproverを絞る

・例外ログ会=毎週30分、パターン化→標準へ

ミニKPI

・平均承認段数、滞留時間

・権限内決裁率(現場で決まった比率)

・差戻し理由トップ3(改善のネタ)


ひと言まとめ

決め方を痩せさせると、スピードと品質が同時に上がる。

合同会社タッチコア 小西一有

第1回:忙しいのは“働いているから”じゃない—確認と待ちの渋滞をほどこう

第2回受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない