TouchCore Blog | 第7回:マネジメントの基礎体力を取り戻せ
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第7回:マネジメントの基礎体力を取り戻せ

AI導入は、経営の成熟度を試すリトマス試験紙です。AIが成果を出すかどうかは、その企業に“マネジメントの基礎体力”があるかどうかで決まります。


この連載で見てきたように、四則演算(目的・計画・実行・振り返り)を正しく回し、
業務を方程式として構造化し、モデリングによってモデルとして共有し、データを微積分のように扱って変化を設計する。これらがすべて整ったとき、AIは初めて経営の武器になります。


つまり、AI導入とは「最新技術を入れること」ではなく、経営そのものを再構築することなのです。海外の先進企業がAIを自在に使いこなしているのは、技術力ではなく、このマネジメント構造を磨いてきたからです。


一方、日本企業はこの30年間、業務改革や業務設計を「IT部門の仕事」として片付け、
経営の中核に据えてこなかった。その結果、AIを導入しても構造が結びつかず、成果が現れないという構造的な問題に直面しています。


しかし、まだ間に合います。
AIをきっかけに、自社のマネジメント構造を見直すこと。
それこそが、日本企業が再び競争力を取り戻す最短ルートです。


AIを使うために必要なのは、AIの知識ではなく、「問いを設計し、構造で経営を捉える力」。それが、これからのマネジメントの教養であり、企業の筋力です。


タッチコアは、その“再学習”を伴走する存在です。業務構造設計・DX・AI導入支援を通じて、企業が自らのマネジメントの基礎体力を取り戻すプロセスを支援しています。


AI時代に勝つのは、最先端を追う企業ではなく、原理原則を理解し、構造で経営を設計できる企業です。
私たちはその変革のパートナーでありたいと思います。

ぜひ一度、利用してみてください▼

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合同会社タッチコア 小西一有

Leading sentence
:AI導入の前に、マネジメントの四則演算をやり直そうー日本企業が失った「基礎体力」を取り戻す

第1回AI導入は“上級問題”基礎体力なしに解けるはずがない

第2回:マネジメントの四則演算をやり直す

第3回:業務を“方程式”として捉えられるか?

第4回:業務モデリングという「一次方程式」

第5回:微積分に挑むーデータを読み、変化を設計する

第6回:AI導入で成功する企業は「構造」で勝っている