
RPA、ダッシュボード、AI…どれも頼れる相棒です。ただし道具は増幅器。第2回の“受け渡し”と第3回の“決め方”が整ってこそ、音がクリアになる。まずは滞留・再作業・例外を数字で見える化。詰まりの一点から、小さく自動化して効果を確かめ、標準が安定したら範囲を広げる。これが現場に嫌われないDXの順序です。
アンチパターン(やりがち3つ)
・標準が揺れているのにRPAを入れて壊れる
・例外を個人判断で握りつぶし、データに残らない
・“見せるだけダッシュボード”で、現場の動きに繋がらない

ひと言まとめ
整えてから速くする。それが一番早い。
合同会社タッチコア 小西一有
第1回:忙しいのは“働いているから”じゃない—確認と待ちの渋滞をほどこう
第2回:受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない
第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く