
Day1–10:受け渡し10件を選んで1枚絵を作る。承認フローの段数と滞留時間を見える化。
Day11–30:DoD・委譲の閾値・承認SLAを3往復で確定。段数を半減。
Day31–90:KPIを回しながら最も詰まる工程を部分自動化。例外ログ会で標準を月次改訂。
追う数字(3本柱)
・Flow:リードタイム/滞留時間
・Quality:再作業率/受け渡し不合格率(DoD未達)
・Control:権限内決裁率/SLA遵守率/例外の標準化率
成功の目安(90日)
・承認段数▲50%、平均滞留▲40%
・DoD未達▲30%
・例外の標準化率30%→50%
・現場アンケート「確認の往復が減った」≥70%

ひと言まとめ
短距離走×更新。体感の軽さが次の一手を呼ぶ。
合同会社タッチコア 小西一有
第1回:忙しいのは“働いているから”じゃない—確認と待ちの渋滞をほどこう
第2回:受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない
第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く
第4回:DXは“増幅器”—設計が整ってからスイッチON