
5回にわたり、私たちの立ち位置について書いてきました。
・助言ではなく構造設計
・戦略ではなく戦略が動く仕組み
・DXではなく業務構造の再設計
・文化ではなく意思決定設計
なぜここまで「構造」にこだわるのか。
それは、企業の成長が偶然ではなく、設計の結果だからです。
経営の世界では、よくこう言われます。
「ビジョンが大切だ」
「リーダーの覚悟が重要だ」
「企業文化が成否を分ける」
すべて正しい。
しかし、ビジョンも覚悟も文化も、構造と切り離して機能することはありません。
戦略があっても、業務がそのままなら変わらない。
覚悟があっても、意思決定経路が曖昧なら前に進まない。
文化を語っても、評価制度が逆方向なら定着しない。
企業は、構造通りにしか動きません。
これは冷たい現実ですが、同時に希望でもあります。
なぜなら、構造は設計できるからです。
多くの経営コンサルティングは、
正しいことを言います。
市場環境を分析し、競争優位を整理し、あるべき姿を提示する。
しかし私たちは、
「そのあるべき姿が動く状態」をつくることに価値を置いています。
部門の役割を再定義する。
業務プロセスを組み替える。
意思決定階層を整理する。
情報とITの配置を再設計する。
そこまで踏み込まなければ、企業は変わらないと考えているからです。
そのため、私たちの仕事は時に摩擦を伴います。
権限に触れる。
慣習に触れる。
暗黙知を形式知に変える。
しかし、そこを避けていては、DXもAIも単なる道具で終わります。
私たちは、流行語に依存しません。
DXという言葉があってもなくても、AIがあってもなくても、本質は同じです。
◎戦略を構造に落とすこと。
◎調整コストを減らすこと。
◎意思決定を速くすること。
その結果として、企業は強くなる。
経営コンサルティング会社は山ほどあります。
違いが分からないと言われるのも無理はありません。
だからこそ、私たちはあえて言います。
私たちはアドバイス業ではありません。
経営構造設計業です。
もし、
「戦略はあるが、会社が動かない」
「DXに取り組んでいるが、疲労感が残る」
「会議ばかり増えて、決断が遅い」
そう感じておられるなら、それは能力の問題ではありません。
構造の問題です。
しかし、構造は、設計できます。
それが、私たちの存在理由です。
合同会社タッチコア 小西一有
第1回(1/5):なぜ経営コンサルは「違いが分からない」のか
第2回(2/5):私たちは“アドバイス業”ではありません
第3回(3/5):なぜDXは失敗するのか
第4回(4/5):経営の迷走はどこから生まれるのか