TouchCore Blog | 第6回(おまけ):“うちは柔軟だから選ばれる”問題—善意をメニューに変える
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第6回(おまけ):“うちは柔軟だから選ばれる”問題—善意をメニューに変える

「今回だけ特急で」「特注できます?」。営業の善意は尊い。でも続けるほど現場はヘトヘト、粗利はじわっと薄くなります。ここでやるのは『設計された柔軟性』。やり方は3ステップです。

ステップ1|分類(野良→型へ)

・標準:設計内(90%)

・拡張標準:追加料金や追加リードタイムで吸収(8%)

・商談案件:個別見積(2%)

ステップ2|商品化(例)

・快速48h:+20%/可否SLA2h/出荷-2日

・特注ミニ:規格内±X%まで定額/+1日

・書類パック:成績書+台帳/定額

ステップ3|受け渡し設計に落とす

・入口:可否判定の閾値(在庫・負荷・外注)

・DoD:価格/納期/品質保証を明記(受注画面でチェック)

・ログ:商談案件のみ番号で管理→週次レビューで“次の拡張標準”候補へ

トーク例(現場そのままOK)

「特急のご要望ですね。快速48hがございます。追加費用は+20%、本日14時までに可否をご連絡。可となれば木曜出荷です。」


ひと言まとめ

柔軟=設計された選択肢。信頼と粗利が同時に守れる。

合同会社タッチコア 小西一有

第1回:忙しいのは“働いているから”じゃない—確認と待ちの渋滞をほどこう

第2回受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない

第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く

第4回DXは“増幅器”—設計が整ってからスイッチON

第5回まず90日だけ本気で”忙しさ軽減を体感する“計画