第5回:DXで未来を切り拓く中堅・中小企業―戦略を業務とITに貫通させるす //営業部は営業支援ツール、製造部は生産管理システム、経理は会計パッケージ…。 部分的なシステム導入が乱立して、全体がつながらない。 本当に必要なのは── 戦略からデータ・アプリケーション・IT基盤まで貫通させるEAの考え方。 中小企業だからこそ、大企業にないスピードで実装できます。
第5回:経営者こそ、自ら学び直そう―教育を経営戦略と一体化せよ //人材育成を「若手のため」と考える限り、会社は変わりません。 教育は経営戦略の実行基盤であり、経営者自身が学ぶ姿勢を示すことが最も大切です。 最終回では「経営者が自ら学び直すこと」の意味と、私の伴走者としての役割をお伝えします。
第4回:流行りのAI教育に欠けているもの―プロンプトではなく本質を学べ //AI教育がブームです。 しかし多くは「プロンプトの打ち方」に終始し、本質を教えることが欠けています。 AIがもたらす未来を理解し、自社にどう活かすか。 学ぶべきは若手ではなく、幹部と経営者です。 今回は「流行りのAI教育に欠けているもの」を考えます。
第3回:技術者出身経営者の罠―IT企業に顕著な「経営の未熟さ」 //IT企業には、技術者出身の経営者が数多く存在します。 技術には強い、しかし経営や人を率いる教育を受けていない―。 その結果、組織が成長の壁にぶつかる事例を私は何度も見てきました。 今回は「技術者出身経営者の罠」と克服のための学びについて考えます。
第2回:幹部教育こそ最大のレバレッジ―組織を動かす層を鍛える //若手をどれだけ育てても、会社は変わらない。 戦略を実行に移すのは「幹部層」だからです。 幹部が学ばなければ、若手の努力も空回りする―。 今回は、人材育成における最大のレバレッジ「幹部教育」について考えます。
第4回:DX人材=開発力?─その思い込みが日本企業を苦しめています //多くの経営者が「DX人材=プログラムを書ける人、システムを作れる人」と考えています。 しかし、それは大きな誤解です。 本当に必要なのは─ ・経営の意図を理解する力 ・業務を設計できる力 ・IT投資を見極める力 これらは「開発力」とは別物です。 ところが国内では「開発(デリバリ)がDXだ」という誤解が蔓延し、肝心の“戦略を実装する力”が軽視されています。 その結果、IT投資は増えても成果は出ない。 「DXが進まない」最大の原因はここにあります。 だからこそ、外部CIO という存在が必要です。 経営と業務を理解し、ITを戦略に結びつける知恵を持つ外部人材と、社内のDXリーダーを組み合わせる。 これが限られたリソースでDXを前に進める現実解です。
第1回:人材育成の誤解―なぜ若手教育だけでは会社は変わらないのか //人材育成=若手研修。 そう思い込んでいる経営者は少なくありません。 しかし、会社を動かすのは幹部層と経営層。 彼らが学ばない限り、若手の成長は活かされません。 「幹部こそ教育すべき」という視点から、人材育成の常識を問い直します。
第5回:行動に移せる経営者の思考習慣 //これまでの連載で見てきたように、経営者が正しい情報を前にしても動けないのは、心理的・組織的な壁があるからでした。 では逆に、それらの壁を乗り越え、行動に移せる経営者にはどんな思考習慣があるのでしょうか。