第4回:DXは“増幅器”—設計が整ってからスイッチON //自動化は魅力的。でも設計がガタついたままスイッチを入れると、早くなるのはミスと往復です。順番をひっくり返さないのがコツ。
第3回:承認の“段数”を半分に—決めごとの回し方を細く短く //会議も規程もあるのに、決まらない。理由は簡単、段が多いから。金額とリスクで『ここまで任せる』を決めれば、現場は前に進みます。
第2回:受け渡しの“置き手紙”を作る—部門の境目で迷子にしない //「手順書ならある」。でも渡す瞬間がふわっとしている—そこが渋滞の入口です。『置き手紙』のように、渡す条件を1枚にするだけで、往復が消えます。
第6回おまけ:DXを阻む最大のバイアスー「既存組織」を超えて業務を設計する //「DX最大の敵は“既存組織”です」 「○○部が反発する」「□□課が不要になる」 こうした声に縛られると、業務改革は前に進みません。 業務モデリングの真の価値は、既存組織というバイアスから解放されること。 DXを成功させるには、組織を守るのではなく、戦略を実現する業務を設計する勇気が必要です。
第1回:忙しいのは“働いているから”じゃない—確認と待ちの渋滞をほどこう //朝のデスクでコーヒーを飲む前から電話が鳴る。「その件、誰がOK出した?」。社員は頑張っているのに、なぜか毎日バタバタ。原因はIT不足ではなく、「確認」と「待ちの渋滞」かもしれません。
第5回:DXで未来を切り拓く中堅・中小企業―戦略を業務とITに貫通させるす //営業部は営業支援ツール、製造部は生産管理システム、経理は会計パッケージ…。 部分的なシステム導入が乱立して、全体がつながらない。 本当に必要なのは── 戦略からデータ・アプリケーション・IT基盤まで貫通させるEAの考え方。 中小企業だからこそ、大企業にないスピードで実装できます。
第5回:経営者こそ、自ら学び直そう―教育を経営戦略と一体化せよ //人材育成を「若手のため」と考える限り、会社は変わりません。 教育は経営戦略の実行基盤であり、経営者自身が学ぶ姿勢を示すことが最も大切です。 最終回では「経営者が自ら学び直すこと」の意味と、私の伴走者としての役割をお伝えします。
第4回:流行りのAI教育に欠けているもの―プロンプトではなく本質を学べ //AI教育がブームです。 しかし多くは「プロンプトの打ち方」に終始し、本質を教えることが欠けています。 AIがもたらす未来を理解し、自社にどう活かすか。 学ぶべきは若手ではなく、幹部と経営者です。 今回は「流行りのAI教育に欠けているもの」を考えます。